卵子凍結とは

卵子凍結ガイド

女性の自由な生き方と未来のライフプランを応援する医療、それが「卵子凍結」です

東京都が「加齢等による妊娠機能の低下を懸念する場合に行う卵子凍結」に関わる費用の助成を行うようになったことで、「卵子凍結」というキーワードが、幅広い世代から注目を集めるようになりました。

卵子凍結とは読んで字のごとく、自身の卵巣から卵子を採取し、状態の良いものを選んで凍結保存しておく医療技術のことで、
「今はまだ妊娠を考えていないけれど、いつかは子どもが欲しい」
「30代前半までは仕事に専念し、その後、子どもを作りたい」
「海外駐在をするため、あと3年は子どもを作ることができない」
こうした、女性のライフプランやキャリアプランに寄り添い、未来に向けた可能性を広げるために活用されることが増えています。

妊娠に適している期間は、女性が性的な成熟期を迎える10代後半から40歳過ぎ頃までといわれています。しかし、子宮内膜症(20~30代で妊娠・出産回数が少ない女性が罹患しやすい)や、子宮筋腫(30歳以上の2~3割、40歳以上の約4割に子宮筋腫があるというデータも)といった、将来的に不妊の原因につながる疾患が起こる時期が若年齢化していることもあり、妊娠適齢期を20代~30代前半とする医療関係者が少なくありません。

また、卵子はその元となる「卵母細胞」から作られますが、卵母細胞は胎児の頃に700万個ほど作られ、その後、急速に減少。排卵が起こる思春期には30万個ほどとなり、30代後半にはわずか1000個ほどにまで減ってしまうのです。もちろん、全てが卵子として排卵されるわけではなく、排卵されるのは400~500個程度とのデータも。

さらに残念なことに、卵子は加齢とともに質が低下していき、染色体異常などが発生しやすくなってしまいます。つまり、若いうちに健康的な卵子を凍結保存しておくことで、その後に妊娠を望んだ際、結果につながる可能性が高まるのです。

いつか訪れる未来を見据えて、あなたのライフプランに「卵子凍結」という選択肢を加えてみませんか?

Dr.おっちぃ

1,756 views

越知 正憲☆女性が思い通りの未来を選択できるように応援します!

プロフィール